【耳の根本】 肥満細胞腫が再々発した!【顔】
腰のあたりの肥満細胞腫を手術で除去してしばらくした後、耳の根本にもぷっくりとしたものを発見しました。
数日後、病院に通院した際に担当の獣医師さんにそれを診てもらいました。
担当の獣医師さんは「わかりました、ちょっと調べてみますね」と言って、細胞を取るための針を持ってきて、そのぷっくりとしたところに差し込み細胞を取り出しました。
そして、肥満細胞腫かどうか検査しました。
すると、それはまたまたしても肥満細胞腫である事が判明しました。
丁度、椎間板ヘルニアが再発したところでしたので、目の前が真っ暗になりました。
一瞬、「こないだ手術したところなのに・・・(+_+ ;)」と思ったのですが、顔にできた腫瘍は大きくなると色々と厄介なことになってしまうため、手術で切除することにしました。
手術は翌日になりました。
色々な検査はもうすでにやってありましたので、追加の検査はやりませんでした。
翌日の手術に備えて、いつものように前日の晩御飯は半分だけ。
翌日の朝は絶食、翌日の朝9時にはお水も飲ませないようにすることになりました。
顔を手術しますので、今のような可愛い顔は見納めかと思い、思いっきり沢山の写真を撮っておくことにしました。(^.^;
(これがまた、飼い主が言うのも何なんですが、めちゃめちゃ可愛い写真なんでありまして)
手術当日
翌日、手術は成功しました。
手術後、うちの犬を引き取りに行くと、耳の根本が剃られ手術の跡がありました。
うちの犬は手術後にはつり目になったりするのかと思ったんですが、全然そんなことはありませんでした。ε-(´∀` )ホッ
(と言うか、人相が変わるような手術の場合は事前に言うと言われました)
で、この時、今後の肥満細胞腫の治療について言われました。
・ 体幹部(体)に肥満細胞腫ができたら、ステロイド剤を使った治療にする
・ 病理検査はしない
(もうすでにグレードU(Tに近いもの)が出ているので検査しても無駄)
(グレードVのものができてしまっていた場合は、数ヶ月もたない可能性が高い)
・ 抗癌剤は肥満細胞腫は殆ど効かないので使わない
(ステロイド剤のみ)
今回は顔でしたので手術されたようですが、今後は、体にできた肥満細胞腫は手術しないでおきましょうと言われました。
高齢のため全身麻酔のリスクもだいぶ高くなってきているようですし、手術はせずにステロイド剤で抑えこんでいくほうが良いでしょうとのことでした。
手術後の様子
うちの犬を家に連れて帰ると、麻酔がなかなか切れず、ずっとぐったりしていました。
そして、かすれた声でワンと鳴いて、おしっこをおもらししてしまいました。
うちの犬は粗相をする犬じゃなかったので、これはかなり驚きました。
その後は、うんこもおもらししてしまいました。
立ち上がることが困難ですので、その場でやってしまったようです。
その後も一日以上ぐったりとしていました。
立ち上がることが困難ですので、抱えて立たせてやって、トイレに出たがらなくともトイレに出してやりました。
翌日、消毒に来るように言われましたが、依然、うちの犬の体調が思わしくないので、通院は午後にすることにしました。
午後にはヨロヨロはしていたものの、かなり改善していました。
その翌日も消毒と抗生物質の注射のため、通院するように言われましたので、翌日も通院させました。手術後二日目なので、かなり回復していました。
その翌日も消毒と抗生物質の注射のため、通院した際、これから自宅で消毒するように言われました。
消毒薬は薄いピンク色の消毒薬です。
これをコットンに染み込ませ、毎日うちの犬に塗りました。
そんなこんなで、順調そうに見えた手術後の経過でしたが、傷が治りかけてきたところで、何とうちの犬が手術跡を足で掻き毟ってしまい、出血&傷口パックリしてしまいました。
そこで、慌てて病院に行くと、「ああー 穴が開いてますねー (;・∀・)」との事。
どうやら、うちの犬が足で掻き毟った際に手術跡が一部開いてしまったようで。
というわけで、無麻酔で開いた部分の傷口に針のような器具を挿し、そこにナイロン製の糸を通し、糸通しの原理で開いた傷口にを縫合しました。
(無麻酔であれを耐えた辺りがすごいです。(^=^;)
そんなわけで、エリザベスカラーを↓のようなドーナツ型のものから、巷でよく見るラッパ型のものに変更しました。
このラッパ型のエリザベス・カラーは完全に顔や頭を掻きむしるのを防止することができました。(ドーナツ型のものは、一部分足が届いてしまっていました)
ちなみに、ラッパ型のエリザベス・カラーの場合は、ラッパ型故に水や食べ物を摂ることが難しくなりましたので、食べる時はラッパ型のエリザベスカラーを外してやり、水は落ちにくい陶器の鍋に入れ、台の上に起きました。
そうこうしているうちに10日が経ち、手術跡の瘡蓋も取れて手術跡がきれいになりましたので、ついに抜糸することになりました。
抜糸後の悲劇
「抜糸してから3日間はエリザベス・カラーはつけておいて下さいね」と担当の獣医師さんから言われたので、エリザベス・カラーをつけていました。
そしていよいよ3日後、エリザベス・カラーを取り外し、ケーキを買って快気祝いする事になりました。
で、うちの犬も今日だけはカロリーのことを忘れてケーキに舌鼓と思ったら、何と手術跡から血が出ていました。
しかも、手術跡の一部がぱっくりと割れています。
これは大変ということで、次の日、病院に行くと、
「ああー、少し早いと思ったんですよねー(゜_゜ ;)」とのこと。
消毒と抗生物質を注射して、お薬(食事に混ぜる粉薬)をもらって帰ってきました。
(短い春だったー (>_< ))
抜糸しても油断できない罠
後から調べてみると、どうやらこう言うのは時々あることみたいです。
うちの犬は、避妊手術X1回、肥満細胞腫X3回、手のイボX1回の合計5回の手術をしましたが、初の抜糸後の傷パックリ開きでした。(^.^;
というわけで、抜糸後の傷パックリ開きのために、もうしばらくの間、エリザベスカラーは着けておくことになったのでした。
(傷を掻きむしることができないよう、顔のマスクとかあればいいのにな)
ちなみに、手術前の顔と手術後の顔は以下の通りでした。
今はまだ痛々しい感じではありますが、目などは左右対称に近い状態になっておりますので、多分、毛が伸びてくれば、かなり良くなるんではないかと思います。
手術後
手術前
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