【毛玉】 純毛|毛+化繊|化繊100%の毛糸を徹底比較 【洗濯】
毛糸の材質によって、洗濯や取扱いの方法に違いが出て来きます。
毛糸の材質に合わない方法で毛糸のセーターやマフラーなどを弄ると、問題が起こる可能性がありますので、毛糸や毛糸製品を買う前に、毛糸の材質と取り扱い方法をしっかりとチェックしておくことが大切です。
洗濯の方法
純毛
- とにかく縮みやすい
縮み方が酷くなるとフェルト化してしまう
物によっては、手洗いしていても縮んでしまう - 温度管理が悪いと縮んでしまう
【ウール】 毛糸の服が縮む原因と予防法 【化繊】 - 絶対に縮ませたくない場合は、クリーニングに出す
- ぬるま湯 + おしゃれ着洗いの洗剤で手洗いをする
おしゃれ着洗の洗剤を使っていても、洗濯機で洗うと縮みやすい - 形を整えながら平干し
乾燥機や洗濯機の乾燥機能は使わない
乾燥させる際に、変な伸び方をすることを防止する
毛+化繊
- 純毛より遥かに縮みにくい
純毛5:化繊5の場合、ほぼ縮まなくなる - 洗濯時、温度管理をさほど気にしなくても良い
- おしゃれ着洗いの洗剤で洗う
洗濯機のコースがドライ用であれば縮みにくい - 形を整えながら平干し
乾燥機や洗濯機の乾燥機能は使わない
乾燥させる際に、変な伸び方をすることを防止する
化繊100%(アクリル・レーヨンなど)
- 縮まない
縮ませようとしても全然縮まないので、伸びてしまうと取り返しがつかない - 温度管理は気にしなくても良い
- おしゃれ着洗いの洗剤を使ったほうが無難
- 洗濯機のドライ用のコースで洗える
- 形を整えながら平干し
乾燥機や洗濯機の乾燥機能は使わない
乾燥させる際に、変な伸び方をすることを防止する
アイロンがけの方法
純毛
- 高温スチームでふんわりとアイロンをかける
- あて布をしたほうが無難
- 焦げ付かないように気をつける
毛+化繊
- アイロンの温度を低くする
化繊の比率が高い場合は、網目が伸びてしまう可能性がある
化繊100%(アクリル・レーヨンなど)
- 基本的には、アイロンはかけなくても良い
- アイロンで伸びてしまったら、元に戻らないので注意する
- アイロンをかける場合には、アイロンの温度をかなり低くする
(網目が伸びてしまう可能性があるため)
毛玉のつきかた
純毛
- 毛玉よりは毛羽立ちになる
- 毛羽立ちがひどくなるとフェルト化して縮んでしまう
毛+化繊
- 毛玉はできにくい
- 毛の割合が高いと、毛羽立ちと縮みが発生する可能性がある
化繊100%(アクリル・レーヨンなど)
- とにかく毛玉ができる
- 腕や脇腹など、こすれる場所はとくにひどい毛玉ができる
手間のかかり具合
純毛 > 化繊100% > 毛+化繊
純毛は、洗濯の手間がかかりすぎるのが難点。
(クリーニングに出してしまうのであれば、手間はまったくかからない)
化繊の場合は、毛玉ができすぎるのが難点。
頻繁に毛玉取り機で毛玉を取り続けないといけない。
毛+化繊は、毛玉の出来も少なく、洗濯もしやすいので、一番手間がかかりにくい。
編み直しについて
純毛
- スチームアイロンなどで、毛糸についた型を伸ばす
- 一度縮んでしまった毛糸は戻らない
(元の風合いは損なわれる)
毛+化繊
- スチームアイロンなどで、毛糸についた型を伸ばす
- 化繊は熱に弱いので、アイロンの温度は中以下にする
- 純毛よりは比較的縮みにくいが、一度縮んでしまった毛糸は戻らない
(元の風合いは損なわれる)
化繊100%(アクリル・レーヨンなど)
- スチームアイロンなどで、毛糸についた型を伸ばす
- 化繊は熱に弱いので、アイロンの温度は中以下にする
- 毛のように縮むことはないが、元の風合いは損なわれる
値段とコスト
純毛が安いからと言って、純毛の毛糸や、純毛のセーターや純毛のマフラーや手袋などを買ってしまうと、クリーニング代や手洗いの手間がかかってしまいます。
安いからと言って純毛を買うと失敗してしまう可能性が高いです。
特に風合いの良いもの、アンゴラなどの毛糸や毛糸製品は、最初からクリーニング代や手洗いの手間がかかることを覚悟して買うようにします。
純毛
- 化繊100%のものと比べると高め
- 機能性の高いものは値段が跳ね上がる
風合いが良い、アンゴラ、特別な純毛毛糸、色合いが良い、ウォッシャブル毛糸など - クリーニング代のコストがかかる
クリーニングに出さないと洗濯できない場合
毛+化繊
そこそこの値段。
安売りされている場合は安くで買える。
化繊100%(アクリル・レーヨンなど)
- 基本的には化繊は安い
風合いが良いもの、品質や色合いが良いものは、化繊であっても価格が高め - 品質はピンきり
基本的には値段相応の品質になる
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