【病気】 犬種と病気 【健康】

犬種と病気には密接な関係があります。
それは体重と関係するからです。
人間は大きい人と小さい人の体重差は多くても3倍か4倍程度だと思いますが、犬の場合は、1キロちょいの犬から60キロを超えるものまであります。

単純に考えると、ざっと60倍です。
これでは犬種によって病気が違っても当然であると思います。

特に大型犬になると関節の病気を患う子が多くなります。
大型犬は仔犬の時と成犬の時の体重差が非常に大きいですので、関節が充分発達しきる前に体重が重くなって関節に負担がかかりやすくなってしまうんですね。

私は大型犬の仔犬専用のゴハンをうちの子に与えていましたし、床のほとんどにカーペットをひいていましたし、小さい頃は特に体重管理を厳しくしておりましたので、幸いにして関節の病気にはなりませんでした。
※ 大型犬の関節の病は、遺伝的に関節の病気を患いやすいワンちゃんもいますので、環境のみが関節の病の原因ではありません。

ですが、犬猫病院に通っておられる患者さんの中には、関節の病を発症されており、歩くことが困難になったり、走り回ることが困難になっている子もいました。
私が一番印象的だったのは、生後6ヶ月から股関節形成不全になり、それ以後ずっと運動をさせることができないというゴルディのお話でした。

その飼い主さんは、太りすぎると股関節形成不全の病が悪化してしまいますが、お散歩のときにハードな運動が出来ないので、仕方なくダイエットフードを少量与えているというとおしゃっておられました。

このようなことから、私は大型犬の仔犬のオーナーさんには、大型犬の仔犬を飼われる際には、この点に充分お気をつけられた方がよいのではないかと思いました。

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