犬用サプリメントと健康生活

サプリメントとは、食品中に含まれる栄養素を凝縮した健康食品のことです。
ですので、特定の効果・効能がある医薬品とは違います。

サプリメントは、生活習慣や加齢や運動量などよって、特定の栄養素が不足しがちなときに摂取するために開発・販売されています。

人間でいうと、喫煙やストレスなどによって、体内のビタミンCが欠乏しやすくなったときに、ビタミンCのサプリメントを摂取したり、加齢や気温や体調などによってヘム鉄の含まれた食品を摂りづらいときに、鉄サプリを摂ったりするような形で利用されています。

また、加齢によって体内の量が減少し、食品では補いにくい「コエンザイムQ10」や、「カルニチン」などの人間用のサプリメントも人気です。


近年では、人間用のサプリメントだけではなく、犬用のサプリメントも多数販売されています。
例えば、加齢によって磨り減る関節の軟骨の成分を補う目的で利用されている「グルコサミン」や、お腹の健康を保つ為に利用されている「ビフィズス菌」などです。

通常、犬に与えられているドライドッグフードは、それだけで栄養がキッチリと摂れるようになっていますが、先ほど述べたような「グルコサミン」や「ビフィズス菌」などの栄養素を摂ろうと思ったら、その成分の含まれているドッグフードを買うか、サプリメントを摂取しなければならなくなります。


犬用サプリメントを与える上での注意点

犬用のサプリメントを与えるときは、以下の点に注意して与えるようにしましょう。

人間用のサプリメントを与えない

人間用のサプリメントは人間用に開発・販売されているものです。
ですので、人間がサプリメントを飲んだときに不具合が起こらないように細心の注意をして開発されましたが、犬が飲んで不具合が起こるかどうかはあまり留意されていませんし、サプリメントに表示されている使用量も「人間」の使用量です。
(動物実験レベルでの実験は行われているかとは思いますが・・・)

また、人間は摂取して良いけれど犬は摂取してはいけない成分もありますので、人間用のサプリメントを犬に与えることは控えましょう。


用法・用量を守りましょう

人間のサプリメントでも言えることですが、用法・用量を守ってサプリメントを与えることが肝心です。与えすぎでご家庭のワンちゃんの体調が崩れてしまったら、ワンちゃんがかえってかわいそうです。


治療中・持病を持っているわんチャンの場合は、獣医師さんに相談する

ご家庭のワンちゃんの治療の妨げや、病状の悪化につながる場合があってはいけませんので、、治療中だったり持病を持っている場合は、獣医師さんに相談してからサプリメントを与えるように心掛けましょう。

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