掃除機のヘッドのブラシの回転とゴミの取れ方
掃除機のヘッドには3種類ある。
ブラシなしでゴミを吸い込むだけのものと、ヘッドにブラシ付いているが、掃除機本体の吸引力で回転するものと、電動ブラシで掃除機本体の吸引力に関わらずブラシがギュンギュン回転するものの3つだ。
掃除機のヘッドの種類
- ブラシなし
- ブラシあり
(吸引力で回る) - ブラシあり
(ブラシが自動で回転する)
各ヘッドには、以下のような特徴がある。
ブラシなしの掃除機のヘッド
ブラシが付いていないぶん、掃除機の価格が安い。
騒音も低く軽いので非常に使いやすい。
メリット
- フローリングしか掃除しないのであればこれで十分
- ヘッドが軽くて小さい
- ヘッド部分の価格が安い
- ヘッドから音がしない
デメリット
- カーペットの髪の毛やペット(犬猫)の毛は取れにくい
ブラシありの掃除機のヘッド(吸引力で回る)
掃除機本体の吸引力でブラシを回すため、掃除機本体の吸引力やフィルターや紙パックの状態によって、ブラシの回転具合が変わる。
その為、ゴミが溜まったりフィルターが汚れたりして吸引力が弱くなると、途端にヘッドブラシの回転速度が低くなる。
カーペットの髪の毛や犬猫の毛を吸い取るには、これでは不十分かもしれない。
カーペットの髪の毛やペット(犬猫)の毛をしっかり除去する場合は、ヘッドブラシが電気で動くものの方がよいように思う。
メリット
- フローリングだけであればこれで十分
- ヘッドは軽め
- 価格は普通
デメリット
- フローリングに使うと音が響きやすい
- ゴミが溜まってくるとブラシの回転が悪くなる
ブラシありの掃除機のヘッド(ブラシが自動で回転する)
ヘッドブラシが電気で回転するので、ヘッドブラシの回転速度が紙パックやフィルターの状態に左右されない。
かなりしっかりブラシが回転するので、掃除機本体の吸引力が低くてもカーペットのゴミや髪の毛やペット(犬猫)の毛がとれやすい。
メリット
- カーペットのゴミが取れやすい
- ゴミが溜まってもブラシの回転は悪くなりにくい
デメリット
- フローリングに使うと音が響きやすい
(フローリングの時はブラシの回転を停止したほうが良い) - ヘッドは重い
- 価格は高い
カーペットのゴミのとれやすさ
先程も書いたように、ブラシが回転するヘッドがメリットになるのは、カーペットの場合のみだ。
カーペットさえなければ、価格的にも、重さ的にも、騒音的にも、ヘッドにブラシのない方が良い。
カーペットで使う場合
ブラシなし
- 髪の毛や犬猫の毛は取れにくい
- ブラシの音がしないので、音が小さい
ブラシあり(吸引力で回る)
- 紙パックやゴミが少なければ、吸引力が高くなるのでブラシの回転が高くなる
- モーターが劣化して吸引力が下がると、ブラシの回転も低くなる
ブラシあり(ブラシが自動で回転する)
- 紙パックやゴミが多少遭っても吸引力が高い
- モーターの劣化とブラシの回転は関係なし
フローリングで使う場合
ブラシなし
ヘッドブラシが回転しないので音が小さい。
ヘッドが軽くて楽。
ブラシあり(吸引力で回る)
ブラシの回転を止めることが出来ないと、フローリングでもブラシが回り続けてしまう。
(騒音が下の階に響く)
電動で回るヘッドブラシよりも軽い。
ブラシあり(ブラシが自動で回転する)
電気部品がヘッドにあるので、3つの中でヘッドは一番重い。
フローリングでもブラシを回し続けると、音が大きくなる。
(騒音が下の階に響く)
ブラシ付き掃除機でなくても髪の毛や犬の毛をとる方法
粘着テープ(コロコロ)を使えば、カーペットの髪の毛やペット(犬猫)の毛は容易に掃除できる。
ただし、粘着テープ(コロコロ)にも問題点はある。
それは以下の通りだ。
粘着テープ(コロコロ)の問題点
ランニングコストが高い
粘着テープ代がかさむ。
掃除機でこまかい埃や塵、食べかす、ダニの死骸などを取り去らないといけないので、必ず掃除機を使用して電気代がかかることを考えると、粘着テープ代は余計にかかる計算になる。
ゴミの量が増える
ゴミ捨てが有料の自治体に住んでいると、延着テープのゴミが地味に辛くなってくる。
髪が長いと粘着テープが剥がしにくくなる
髪の毛が長いと、粘着テープに長い髪の毛が巻きついてしまい、粘着テープを剥がしにくくなる。
家族が髪の毛の短い人のみで、ペットは短毛種しかいない場合は、特に問題はない。
掃除機との併用は必須
粘着テープ(コロコロ)では、ペットの毛や髪の毛や表面のゴミ以外はとれないので、粘着テープを使う使わないに関わらず、必ず掃除機を使う必要は出てくる。
そのため、時間と電気代は余分にかかる計算になる。
タービーを使ってカーペット掃除をする
粘着テープの他には、電気を使わないでカーペットの髪の毛やペット(犬猫)の毛を除去できる 『タービー』と言う掃除器具で掃除してしまうのも一つの方法だ。
タービーを使うと、時間の節約にはならないが、ゴミの量と粘着テープ代を減らすことが可能になる。
ただし、タービーも問題点はゼロではない。
問題点はゼロではないが、掃除の手間やコストを考えながら、最適なものを選ぶようにすると良いように思う。
タービーの問題点
- タービーのゴミを捨てる手間がかかる
- 多少の音(床を擦る音)はする
まとめ
- カーペットの部屋がある場合は、ブラシ付きのヘッドの掃除機の方が良い
- フローリングのみの場合は、ブラシなしのヘッドの掃除機の方が良い
- ブラシなしのヘッドの掃除機でカーペット掃除する場合は、毛が取れにくくなるのでコロコロやタービーとの併用が良い
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