かさ増し用野菜寒天と甲状腺とヨウ素(ヨード)について

海草が原料の食品などには、ヨウ素が多く含まれています。
ヨウ素とは、甲状腺ホルモンを作るのに必要なミネラルです。
甲状腺ホルモンとは細胞の代謝をUPさせるホルモンです。

ヨウ素は、人も犬も摂らなければならない大切なミネラルですが、摂り過ぎも摂らな過ぎも問題になります。
ヨウ素の摂らな過ぎはまだわかるのですが(ヨウ素がないと甲状腺ホルモンが作れないので)、実は、ヨウ素の取り過ぎも、甲状腺ホルモンの低下を招きます。

ヨウ素について

【健康】ヨウ素 取りすぎ注意 「食事摂取基準」来月改定


このように、ヨウ素の摂り過ぎや摂らな過ぎには十分に注意が必要なのですが、寒天野菜カサ増しダイエットで問題になるのが、寒天野菜カサ増しダイエットで使用する寒天です。

寒天は、昆布などの普通の海草よりもはるかにヨウ素が少ないです。
ですので、昆布などと同等に考えない方がよいです。 

まこんぶ 素干し 240000
ひじき ほしひじき 47000
カットわかめ 8500
あおのり 素干し 2800
湯通し塩蔵わかめ 塩抜き 780
ところてん 240
寒天 21 (常用量:1g程度)

【札幌市東区】社会医療法人社団カレスサッポロ 北光記念病院より一部引用

ただ、量は少ないとは言っても少しはヨウ素が入っているので、人間の場合は甲状腺に異常がある場合や、甲状腺の検査をする前などは、食べるのはやめておいたほうが良い食材になっています。
ですので、犬の場合も甲状腺に異常のある場合や、犬の体調がおかしい場合には寒天を使った手作り食は与えない方が良いように思います。 

*絶対禁止品目(ヨウ素含量がきわめて多いため、絶対に禁止する品目)
○海藻類(ワカメ、コンブ、海苔、ヒジキ、モズク、テングサ)
○昆布加工品(おぼろこんぶ、とろろこんぶ、昆布茶)

--- 略 ---

*大量摂取禁止品目(ヨウ素含量は多いものの、大量に摂取しなければ良い品目)
○テングサ加工食品(寒天(みつ豆等)、ところてん、羊羹、こんにゃくなど)
(一部のヨーグルトやプリンには「寒天」の表示がある。こんにゃくの色付けに「ひじき」使用)
○たらおよびたらを使用した練り製品(蒲鉾、ちくわ、はんぺん、ふかし)
○貝、えび、かに類
○青身魚(さば、いわし、かつお、ぶり、にしん)
○赤身魚(まぐろ、さけ、ます、シーチキン)
○肉類(レバー、モツ、ホルモンなど)・・・内蔵部分にはヨウ素が含まれている
○補助栄養食品(サプリメント)自然食品類
(成人1日必要量程度のヨウ素が含有されているものがある)
○牛乳

ヨード制限における摂取禁止食品 千葉県がんセンター 栄養科 No 1より一部引用

また、療法食手作りダイエット食などを食べさせていたために犬の身体のミネラル分が不足してしまい、土食などをするようになったため、必須ミネラルの入ったサプリメントで必須ミネラルを補充する予定、または、現在必須ミネラルを補充している場合も、寒天を与えることでヨウ素の過剰摂取になる可能性もあるので注意が必要かと思います。



寒天を使わずにドッグフードのカサ増しをする方法

1. 野菜をフードプロセッサーで細かく刻む
(詳しくは、【ダイエット】 ミキサーで野菜寒天をご覧ください) 

2. ミンチ肉を用意する
(うちの場合はゴルフボール1個分)

3. 細かく刻んだ野菜と水とミンチ肉を煮る

4. 3の野菜と肉と水によく火を通す

5. 火を通し終えたら常温まで冷やす

6. 作り置きしてタッパーに保存する
(使う時は、何分の1かずつドッグフードに混ぜる)


寒天を使わないカサ増し野菜の注意点

ダイエットの効果

寒天を使っていないので、ダイエットの効果は低めです。
ですので、ドッグフードを減らす量は寒天入りよりも少なくなる可能性があります。

ドッグフードの減らし過ぎに注意する

ドッグフードを減らしすぎると栄養失調になってしまうので、ドッグフードの減らし過ぎには注意します。
うちの場合は、獣医師さんから今与えているドッグフードの量の8割程度にして下さいと言われたので、8割り程度のドッグフードでダイエットを行いました。

食物繊維の量

野菜の食物繊維が多すぎると、食物繊維で腸が詰まって便秘になる可能性があります。
(野菜の量が少ないと、カサ増し野菜がスープのようにシャバシャバになります)

カサ増し野菜に慣らす

食事に対して過敏な子は、食事を変えるとお腹を壊すことがあるので(酷い時は血便が出てしまうようです)、いきなりカサ増し野菜をドバッと入れるのではなく、カサ増し野菜の手作り食の量を少しずつ増やし、お腹にカサ増し野菜を慣らしてあげるとよいと思います。 

使わない方が良い野菜は入れないようにする

犬には与えないほうが良い野菜があるので、それらの野菜は入れません。
(ネギ・にんにく・玉ねぎ・ナス・トマト・じゃがいもなど) 

ミンチ肉の量が多すぎるとダイエットにならない

加えるミンチ肉の量が多すぎるとダイエットになりません。
また、肝臓などに問題があり、タンパク質や脂質の摂取を制限しなければならない時も問題が起こることがありますので、ミンチ肉は香り付け&味付け程度に少量入れる方が良いと思います。

アレルギーに気をつける

肉や穀物などにアレルギーがある場合は、アレルゲンになる食材を入れないことが大切です。 
何にアレルギーがあるのかわからない場合は、アレルギゲンを特定するための検査をしてくれる病院に行って、検査してもらうと良いと思います。

体調管理と健康診断

ダイエット中に体調が悪くなっていないかどうか、定期的な血液検査などで調べたほうが良いです。
また、定期的にどの程度ダイエットできたか、これ以上のダイエットが必要なのかどうかを獣医師さんに確認してもらうと良いと思います。

カサ増し野菜の手作り食を追加することで、体調が悪くなってしまった場合には、ドッグフードのみの食事に戻し、獣医師さんに相談します。


野菜カサ増しと寒天カサ増しの違い

野菜カサ増し

水分の量が多いとスープ状のシャバシャバになる
ダイエット効果は寒天カサ増しに比べて低い

寒天カサ増し

固形状なので食べごたえがある
野菜カサ増しよりもダイエット効果は高め
腹持ちが良い


野菜カサ増しダイエットが終了したら? 

もう十分に体重が減って、獣医師さんからこれでもう良いと言われたら、体重を落とすのをやめます。
ドッグフードの量がダイエット中のままだとさらに体重が落ちてしまうので、ドッグフードの量を増やしてあげます。 

うちの場合は、体重が減ったりしたぶん、元の9割程度のドッグフードで体重が一定に保たれるようになりました。
(9割で一定になったので、10割まで戻すと太ってしまうと思います) 

ドッグフードを戻し、カサ増し野菜をなくした際、お腹が空いてしまったり便秘がちになってしまった場合は、野菜カサ増しを行い、満足させてあげると良いです。
(うちの場合は、野菜カサ増しをしないと量的に満足しないので、野菜カサ増しを入れてあげています)

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