【寒天】 犬のダイエット食の作り方 【野菜】
ミンチ肉を使わず、お肉は出汁(スープ)をとるだけに使い、使用後のお肉は犬に与えない場合の犬のダイエット食については、ミンチ肉を使わないカサ増し寒天野菜ダイエット食をご覧ください。
寒天入り野菜カサ増し手作り食との出会い
うちの犬の前足の巨大イボ(腫瘍)の除去手術の前に行われた血液検査。
そこで、うちの犬の肝臓の数値が高く出てしまい、うちの犬の肝臓がかなり悪いことが判明しました。
そこで、犬用のおやつ(ジャーキーや豚耳など)を与えるのをやめて、1ヶ月様子見をしてみたのですが、うちの犬の肝臓の数値が改善する気配はなく、かえって悪化(肝臓の数値が 260 → 270 )してしまったのでした。
そこで、その理由をレントゲン検査とエコー検査で調べてみたところ、何と、肝臓が半分の大きさしかないことが判明。
(理由は不明)
担当の獣医師さんから、今のドッグフードの8割くらいの量にし、どうしても欲しがるようなら野菜でかさ増しするよう言われたのでした。
そんな中、鉄腕DASHと言う番組で、デブ犬克服法(犬のダイエット法)について放送されているのを目にしました。
それを見た瞬間、「これだ!(`・ω・´)」と思いました。
その鉄腕DASHのダイエット用の犬食の作り方は以下の通りです。
(大まかな作り方です。細かい作り方は忘れました)
鉄腕DASHのダイエット用犬食の作り方
1. お肉で出汁をとる
2. 野菜を刻んで1の出汁に投入する
(野菜の配分とかは忘れました。(^^;)
3. 粉寒天を2にいれる
4. 固まったらほぐしてドッグフードと一緒に与える
(ドッグフードとの割合は忘れました)
でも、うちではその通りにはしませんでした。
というわけで、うちのやり方は以下の通りです。
うちの家のダイエット用犬食の作り方
1. 野菜を刻んで水をはった鍋(1.5Lくらい作れる鍋)に投入
2. 冷凍したひき肉(ゴルフボール1.5個分)を投入
3. 煮立たせる
4. ひき肉をマッシャーで粉々にする
5. 火を止めて冷ます
6. 常温に冷めたら粉寒天を投入
7. 再度火にかけて温める
8. 常温まで冷ます
9. マッシャーで固まった野菜寒天を粉砕する
10.タッパーに入れて冷蔵庫で保存する
冷凍したひき肉(ゴルフボール1.5個分)を投入
鉄腕DASHでは確か、お肉(ささみ肉?)で出汁をとっていましたが、うちはお肉そのものを入れました。こちらの方が簡単です。
あと、ささみ肉は高くて使用法も限られてますので、ひき肉にしました。(^.^;
ひき肉は、購入直後にパックから出して、小口に分けて(うちの場合はゴルフボール1.5個ぶん)そのまま口を縛って冷凍保存しました。
使う時はビニール袋から出して、野菜入りのお湯の入った鍋に投入しました。
そのまま煮て火が通ったら、後は固まっているお肉をマッシャーで粉砕すればOKです。
(元々ひき肉なので、マッシャーで簡単に粉砕できます)
解凍済のお肉を使うと、早くに火が通りマッシャーで潰す作業も少なくて済みます。
フードプロセッサーでみじん切りにする
番組内では包丁で野菜をみじん切りにしていましたが、大型犬で食欲旺盛なうちの犬でそれをやってしまうと、すごい時間がかかってしまいます。
そんなわけで、フードプロセッサーを使って野菜をみじん切りにしました。
ちなみに、ミキサーを使うとジュース状態(ポタージュ状態)になりました。
でもよくよく考えたら、ジュース状態でもあまり変わらないですね。。。(^.^;
寒天が固まった後はマッシャーで潰す
量が多いので、寒天が固まったらマッシャーで潰しています。
冷凍ひき肉をそのまま野菜入りのお湯に投入すると、ひき肉が固まってしまうんですが、それを粉砕するのにも便利です。
出来上がりはウィダーインゼリーみたいな、グニュグニュした感じになります。
かさ増し野菜は野菜くずにする
よくよく考えると、うちの犬に与えるのはみじん切りにして似たお野菜&お肉ですので、キャベツの芯とかでもいいんですよね。(^.^;
なので、キャベツの芯、ブロッコリーの芯、かぼちゃの種を取り除いたワタの部分(ホニャホニャの部分)、煮れば皮の柔らかくなる野菜の皮(大根や人参など)や、キャベツや白菜の外側の部分などを、フードプロセッサーでみじん切りにして与えています。
これをやる事で、フード代と野菜代がかなり浮きました。(^^)v
セコい話ですが、その分、寒天代や治療費はかかってるってことでご容赦頂きたいなとか、密かに思ってます。(´ェ`)ゞ
とまあ、そんなこんなの手作りダイエットドッグフードなのですが、これをできるのはカロリーは無くとも胃が膨れれば満腹を感じる犬の特性にもあるような気がします。
(鉄腕DASHのデブ犬克服法の放送より)
人間は血糖値が低いままだと満腹感を感じにくいですもんね。
(噛む回数を増やすと、満腹感を感じやすくなりますが)
犬は人間よりもダイエットしやすいような気がしました。
とまあそんなわけで、うちの犬の体の数値の推移です。
肝臓と体重です。
(他の数値は正常値の範囲内です)
≪肝臓の数値≫
手術前 260
手術の1か月後 270 (ジャーキーや豚耳をやめて、おやつをドッグフードにする)
手術の2か月後 160 (ドッグフードを8割に減らし、かさ増し用野菜寒天を追加)
≪体重≫
手術前 33.4kg
手術の1か月後 31.6kg (ジャーキーや豚耳をやめて、おやつをドッグフードにする)
手術の2か月後 30.8kg (ドッグフードを8割に減らし、かさ増し用野菜寒天を追加)
※追記(7月24日)
手術の半年後 27.3kg (カサ増し寒天野菜をミキサーで作るようになった)
この他、ドッグフードやおやつなどの変化です。
寒天やお肉代などはプラスされていますが、ドッグフードの使用料が大幅に減ったりジャーキーや豚耳を与えなくなったぶんを差し引くと、だいぶと安くなったような気がします。
今は寒天は店舗で買っているので高くついているのですが、通販でお徳用サイズのものを購入(または業務用)すると、もっと単価が低くで買えるように思います。
その代わり、200gとかで購入しないといけなくなってしまいますが。(^.^;
ジャーキーなどのおやつ代 → ゼロになった
使用中のドッグフード代 → 大幅減
野菜代 → 殆どなし(野菜くずを中心に使用しているため)
寒天代 → 増加
お肉代 → 増加
あと、これは余談ですが、知っておくと便利な点が3つほどあります。
1. フードプロセッサーにはお肉は入れないほうが良い
お肉を入れてフードプロセッサーを回してしまいますと、後片付けがしんどくなります。
油や肉片がフードプロセッサーの刃などに付着して、洗うのが大変になるんですね。
なので、みじん切りのお肉が必要な時は、ひき肉を購入したほうが良いように思います。
2. 寒天は温めると溶けるので、失敗しても温め直せばOK
寒天の底に溶けきっていない粉寒天ができてしまった時は、温めなおすと溶かすことができます。なので、溶けていない部分を捨てなくてもOKです。
3. 寒天は常温の状態で投入し、よく混ぜてから煮る
粉寒天は、常温で入れてよく混ぜてから温めますと、ダマになりにくいです。
そのままぐつぐつ煮えた沸騰した鍋の中に入れると、ダマになりやすいです。
カサ増し野菜寒天を使用する上での注意点
甲状腺などに問題がある犬には与えない
寒天はヨウ素の含有量は少ないですが、大量に摂取すると甲状腺に悪影響が出る可能性もありますので、甲状腺に問題がある犬は寒天を使ったカサ増し野菜は与えない方が良いように思います。
ダイエット終了後は寒天なしの野菜カサ増しにした方が良い
微量とは言え、一応ヨウ素が含まれているので、ダイエット終了後の体重維持にカサ増し野菜を使う時には、寒天なしの野カサ増しの方が良いように思います。
定期検査を受け、体調には気をつける
寒天野菜カサ増しで食事量カサ増しをする場合は、定期的に検査を受けたほうが良いように思います。
かなり急速なダイエットに成功したものの、体重が減りすぎたり栄養やカロリーが足りなく可能性もあるので、定期的に獣医師さんに診てもらった方が良いように思います。
(うちの場合は、肝臓が悪かったり肥満細胞腫が出来たり椎間板ヘルニアが発症したりしたので、1〜1ヶ月に1度は病院に行っていたので、かなり頻繁に獣医師さんに診てもらっていました)
また、体調に何らかの変化が出た場合には寒天入りの野菜カサ増しを中止し、中止しても体調が改善しない場合には獣医師さんの診察を受けて下さい。
野菜や寒天は細かく砕く
大きいままだと、腸に詰まってしまう可能性があるので、野菜も寒天も細かく砕いた方が良いように思います。
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