ミンチ肉を使わないカサ増し寒天野菜ダイエット食

以前ご紹介したカサ増し野菜ダイエット食は、ミンチ肉を使いました。
(細かく刻んだ野菜 + ミンチ肉 + 寒天 + 水)

これで、ミンチ肉のの入ったカサ増し野菜寒天ができました。
これをドッグフードに加えてかさを増やすことで、 ダイエット中の犬のご飯の満足度をUPさせていたのでした。

でも、内臓が良くないのでミンチ肉のタンパク質を削りたいミンチ肉のカロリーも削りたいと言う方もおられるかと思いますので、ミンチ肉を使わないカサ増し寒天野菜ダイエット食の作り方をご紹介しようと思います。 

【寒天】 犬のダイエット食の作り方 【野菜】
ミンチ肉を使ったお手軽な野菜カサ増しダイエット食の作り方はこちら


そもそもどうして野菜寒天にお肉を使うのか?

野菜寒天にお肉を使わないと、お野菜だけのスープだと敬遠しがちになります。
うちの犬のようなガツガツ食欲っ子だとお野菜だけでも大丈夫なのですが、少しでもお肉の香りやお肉の風味がないと、野菜寒天を嫌がる子も沢山います。
(野菜嫌いのお子さんのように、寒天とお野菜だけ避けて食べてしまう)

そこで、これお肉も入ってます、ほら、お肉の香りがするでしょ?(^.^
と言うアピール(もとい偽装工作)として、お肉を少量加えます。


ミンチ肉を使わないカサ増し野菜寒天の作り方

材料

野菜
(ナス科の野菜、ネギ、にんにく、玉ねぎなどは使用しないで下さい)


脂身の多い肉は使わない。
鶏肉のササミや胸肉を使用する。


作り方

1. 野菜をみじん切りにする
フードプロセッサーを使うと短時間で終わります) 


2. お肉のスジや脂肪を取り去る
ササミはほぼそのままでも良いですが、胸肉は脂肪が付いているのでできるだけ脂肪を除去します。
スジが入っている場合は茹でる前に除去します。
(そのほうが、後々人間用のお肉として使用するのが楽になります。( ̄m ̄))


3. 火が通りやすいように、お肉を適当なサイズに切る
大きい胸肉やささみ肉は火が通りにくいので、待てど暮らせど中まで火が通らない原因になります。
ですので、火が通りやすいよう、ある程度の大きさに切り分けてから茹でると良いです。
(数cm単位で切り分ける)


4. お湯を沸かす
スープ用のお湯を沸かします。


5. タップリのお湯で鶏肉を茹でる
3で沸かしたお湯に鶏肉を入れます。
茹でている最中、脂肪とアクが出てきますので、こまめに掬い取ってあげます。
アクはともかく脂肪はカロリーの元になりますので、丁寧に掬い取ってあげます。


6. お肉を取り出す
お野菜は細かく刻んであるので、お野菜を入れる前にお肉を取り出さないと、お肉が刻んだ野菜だらけになってしまいます。
取り出したお肉は人間が食べます。
適当な大きさにほぐして、生春巻きや鶏肉のサラダ、胡麻和えや酢の物に加えると美味しいです。(^.^


7. お肉でとったスープに刻んだ野菜を入れて煮込む
野菜が柔らかくなるまで茹でます。


8. 粉寒天を入れてよく溶かす
(粉寒天を入れない場合は、 に進みます)
粉寒天(1.5Lの場合大さじ1程度)を入れ、弱火でよく溶かします。
溶けきれていないと、粉寒天のザラザラが残ったり上手く固まらなかったりします。


9. 粗熱を取るために常温で冷ます
そのまま冷蔵庫内に入れると庫内の温度が上がってしまい、電気代が跳ね上がります。
ですので、粗熱がとれるまでは常温で冷まします。


10. 寒天野菜を潰す
粗熱が取れて寒天野菜が冷え固まったら、寒天野菜を潰します。


11. 潰した野菜寒天をタッパーに入れる
先にタッパーの中に熱い寒天野菜を入れた場合は、タッパーの中で野菜寒天が固まってしまいますので、使う度にマッシャーで潰す必要があります。
使う度にマッシャーで潰すほうが良い場合には、まだ寒天野菜が熱い状態でタッパーに移します。


12. ドッグフードに加えて犬に与える
ドッグフードに加えて犬に与えます。
(野菜カサ増し食は、ドッグフードではお腹が空く犬用のものですので、ドッグフードの代わりの食事ではありません)


ミンチ肉を使わない野菜カサ増し寒天の注意点

使用するドッグフードの量は減らす

うちの場合、獣医さんから『使用するドッグフードは規定量の8割にする』よう言われました。
体調などによって、どの程度のドッグフードにすればよいかは変わると思いますので、カサ増し寒天野菜ダイエット前に、獣医さんにご相談になると確実なのではないかと思います。

ちなみに、ドッグフードの規定量は、各ドッグフードのパッケージ(袋)に書かれています。
パッケージ(袋)がない場合は、各ドッグフードのHPをご覧になるか、各ドッグフードのカスタマーセンターでお問い合わせすれば、教えてもらえるかと思います。


お肉の脂肪はよく取り去る

特に皮付きの胸肉を使用する場合は、スープ内に相当な量の脂肪が出てしまいますので、これらの脂肪を除去してあげる必要があります。


甲状腺に問題のある犬には寒天を使用しない

寒天ヨードは微量ですが、甲状腺に問題のある犬には寒天を使用しないで下さい。 
(甲状腺に異常が出ると、声がかすれる・元気がなくなる(過活動もあり)などの諸症状が出ます)
甲状腺に異常があると思われる場合は獣医さんに相談し、検査してもらって下さい。

かさ増し用野菜寒天と甲状腺とヨードについて
カサ増し用寒天野菜に使用する寒天とヨードについての記事はこちら


体調不良・病気療養中の犬に野菜カサ増し寒天を使用する場合は、獣医さんに相談する

病気療養中の犬に野菜カサ増し寒天を使用するのは注意が必要です。
かかりつけの獣医さんに相談してから行って下さい。


体調に異変が出た場合はすぐに中止する

体調に異変が出た場合はすぐに中止することが大切です。
そして、すぐにかかりつけの獣医さんの診察を受けて下さい。


こまめに病院で健康診断を受ける

体重の変化、どの程度まで痩せればよいか、血液検査で体調を調べるなどなど、定期的に病院で獣医さんの診察を受けるようにして下さい。


痩せさせ過ぎに注意

寒天カサ増しダイエットは非常に効果的なダイエット方です。
しかしながら、痩せさせ過ぎると犬の健康にはよくないですので、痩せ過ぎにならないよう気をつけて下さい。


ダイエット後はドッグフードの量を調整し直す

ダイエット後は、ドッグフードの量を変更します。
ダイエット後の体重での規定のドッグフードの量を与えます。
ただし、その量では少し太ってしまう場合には、体重が一定になるまでドッグフードの量を少し減らしてコントロールします。

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