【ムキー!U`皿´U】 犬のやきもちについて

犬はやきもちを妬きます。
例えば、子供の居ない夫婦が、犬を飼っていたとします。
その犬を子供のように大切に育てていたのに、ある日奥さんに子供が生まれてしまいました。
すると、犬は今までは子供同然に扱われてきたのに、急にライバルができてしまいました。

そこで、犬は夫婦の心を自分に取り戻すために、色々と考えます。
わざと体が悪いように見せかけたり、必要以上に甘えて見せたり、無駄吠えをしてアピールしたり、かまってもらおうとして粗相をしたり・・・ということです。

このような場合は、二人目の人間の子供が生まれてきたときのように、後から生まれてきた子よりも、最初の子を可愛がってあげることで対処することが大切であると思います。
子供が生まれたことで、ジャラシーを感じた犬が問題であるからと言って、その犬を処分するというのは、いささか問題であると思います。


【色々あります】 犬がやきもちを妬くケース

犬はとにかくやきもちを妬く動物であると思います。
例えば、お散歩をしているときに、他所の子をかわいいと言って甲高い声で可愛がってあげると、 「もう!他所の子ばっかり可愛がって!(`・ω・´)」と、言わんばかりに擦り寄ってきます。

さらには、ぬいぐるみを新しい犬の子のように「あら〜、カワイイね〜」と、可愛がってみると、これまたやきもちを妬いて、あとでそのぬいぐるみにガウガウしてお仕置きをしようとします。
このように、犬は基本的に非常にジェラシーを感じやすい動物ですので、猫を飼うよりもその点に関しては気をつけてあげなければならないと思います。


【表裏一体】 やきもちと従順な気持ち

人間でもそうですが、非常によく尽くしてくれる人というのは、愛情を注いでいる人に対して、見返りの愛情を求めたがるものです。これは犬でも同じです。
犬の祖先のオオカミは、元々グループで狩をする動物ですので、リーダー格(アルファー)のご機嫌をとり、嫌われないようにしながら、集団行動をしていた動物でした。

その従順な気持ちを利用して、使役犬として労働させたのが人間です。
また、その従順な気持ちを利用することで、人間社会では得られないような心の空白部分を埋めるために人間が利用しているのも、従順な犬です。

ですので、「やきもちという感情」「従順によく従おうとする感情」は、表裏一体の感情であると私は思います。この点を踏まえて、やきもちを妬く犬の心を慮りながら犬との生活を送ることで、より犬と幸せに暮らしてゆけるようになるのではないかと思います。

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