【損か】 犬の医療保険について 【得か】
犬の医療保険とは、犬用の医療保険です。
犬の医療保険は、日本では公的なものではありません。
全て民間のものです。
ですので、民間の保険会社は利益の出る形で運営されています。
犬の飼い主
↓
犬の医療保険に加入
↓
治療費は一部 or 全額保険から出る
↓
犬の飼い主の治療費負担が少なくなる
加入できる犬について
犬用の保険の保険会社は飼い主さんたちから得た保険料から利益を生み出していかないといけませんので、日本の公的な健康保険のように、申請すれば誰でも加入できると言うものではありません。
ですので、自分の犬は加入することができるのかを保険加入する前に調べておく必要があります。
保険加入できにくい犬
老犬
病気発症のリスクが高いため
既往症のある犬
治療費の支払いがもうすでに発生するのが確定的
病歴がある犬
病気が発症するリスクがある
(再発リスクの高い癌、骨の病気など)
加入しにくい犬の特徴は、病気のリスクの高い犬です。
病気になるリスクの高い犬ほど保険に加入しにくくなります。
病気になる
↓
治療する
↓
保険会社が支払うお金が増える
ただし、加入はしにくいものの、必ずしも加入できないわけではありません。
老犬であっても、保険料を若い犬よりも多く支払えば、犬の医療保険に加入できる可能性があります。
(年齢や病歴や既往症などによっては加入できないです)
保険適用される動物病院について
日本では、国民健康保険等の公的な医療保険に加入していれば、どこの病院でも健康保険が適用されますが、外国では民間の医療保険しか加入できない場合は、保険適用で診てもらえる病院が限られることが多いです。
例えば、A病院では保険で治療出来ますが、B病院では自費での治療になると言う具合です。
そんなわけで、海外では、近くに病院があるのに遠い病院に通わなければならなかったり、もっと良さげな病院に行きたいのに今の病院で治療を受け続けなければならないなどの問題が起こり得ます。
そして、犬の医療保険もそんな感じになります。
保険料は安いけど近場には保険診療してもらえる病院がない、遠くに通わなければならない、高度医療を受けたくても、高度医療を受けられる病院は保険が効かないと言うことが起こり得ます。
保険料と治療費について
基本的には、保険会社は
治療費支払い < 保険掛金
でないと経営が成り立ちませんから、通常は保険はお得でない計算になります。
ただし、長らく治療の必要な病気にかかってしまった場合には、お得になる場合もあります。
例えば、長期間、高額なお薬を何度も投与しないといけないような病を患った場合や、高額な手術や入院を要する病を患ってしまった場合です。
でも、うちの犬のように、若い頃から肥満細胞腫を患ってしまったような犬は、医療保険に加入することが難しかったり、仮に加入できたとしても、掛け金そのものがかなり高額になってしまうため、実はそれ程お得ではなかったりします。
そのようなわけで、もし犬用の医療保険を契約するのであれば、万が一の高額治療が必要な病気になった場合に備えつもりで、医療保険に加入したほうが良いように思います。
犬用の保険診療を使わずに治療費を安くする方法
動物病院でのペットの治療は、点数制にはなっていません。
日本の健康保険を使った治療は点数化されておりますので、どの病院に行っても、同じ治療であれば同じ治療費で治療を受けることができます。
でも、動物病院は治療費がピンきりです。
安いところもあれば高いところもありますので、保険料で治療費を安くするよりも、治療費そのものが安い動物病院で治療するほうが安上がりに済む場合もあります。
この他、普段から食事や生活習慣に気をつけるなど、予防を心がけることでも治療費を抑えられますし、過剰診療をしない動物病院や、高額治療になりそうな時は事前に飼い主さんに相談して治療方法を選択させてくれる動物病院などを利用すると、いざと言う時の治療費を安く抑えられます。
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