【訓練】 椎間板ヘルニアのリハビリについて 【歩行】
うちの犬は、椎間板ヘルニアを患ったのですが、その治療としてケージレストを行いました。
(ケージレストとは、犬を狭い範囲(小屋やサークル内)に閉じ込めて、安静にさせて背骨を回復させる治療法です)
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でも、ケージレストだけですと筋肉はやせ細ってしまいます。
また、ケージの中に閉じ込めっぱなしなので、筋力UPもできません。
この他、麻痺で上手く動かなくなった足の訓練もできません。
事実、うちの犬もケージレストで背骨などの状態は改善したようなのですが、筋肉はやせ細ってしまいました。
そんなわけで、うちの犬に歩行訓練のリハビリを施すことにしました。
そのケージレストを3週間やった後、私はうちの犬に歩行訓練をし始めました。
歩行訓練のとは言っても
部屋 → ろうか → 部屋
と移動するだけなんですが、この歩行訓練を繰り返すことで、うちの犬はドンドン歩けるようになって行きました。
歩行訓練の仕方
1. 最初は30〜40m程度から始める
2. 慣れてきたら、無理の無い範囲内で徐々に距離を伸ばしていく
歩行訓練のコツ
1. 無理して最初から沢山歩かせない
2. ゆっくり歩く
3. ジャンプさせない
4. 走らせない
5. ご褒美はドッグフードを与える(栄養があってローカロリー)
6. 事前に獣医師さんに相談する
7. 無理させない
(ちょっとでもヘタっているようならすぐに休憩)
8. 床にはカーペットを敷く
9. 太っている犬はダイエットさせる
(持病を持っている犬は、担当の獣医師さんと要相談)
出来れば、担当の獣医師さんと相談の上でリバビリ訓練した方がよいです。
あと、先程も書きましたが、うちはケージレスト3週間の後にリハビリし始めました。
ケージレストで背骨の状態が改善していないうちから歩行訓練をしてしまうと、背骨の状態がかえって悪化してしまうこともあるようなので注意が必要です。
リハビリには、歩行訓練の他に、プールでの歩行訓練や水泳による筋力UPなどもあります。資金面で余裕があり、近くに犬用のリハビリ施設などがある場合には、利用されるのも良いかもです。(あいにく、うちの近所には犬のリハビリ用のプールとかはないので無理でしたが)
ダイエットした方が犬の背骨や体に負荷がかかりにくくはなりますが、ダイエットにより栄養失調や肝臓や腎臓が悪化してしまう可能性もありますので、体の悪い犬は特に、獣医師さんと相談の上でダイエットしたほうが無難かと思います。
【往路】 エサでつって歩行訓練 【復路】
うちの犬は、歩行訓練をし始めてすぐに歩くのに飽きてしまいました。
最初の頃は、サークルの外に出られるだけでも大喜びだったんですが、そのうち、サークルの外に出るだけでは物足りなくなってしまいました。
そんなわけで、餌で釣って歩行訓練させることにしました。
最初は、部屋A → 廊下 → 部屋B → 廊下 → 部屋A でドッグフード1粒で済んでいたんですが、すぐにそれでは歩かなくなってしまいました。
厳密に言うと、ドッグフードを貰える場所からちょっと離れ、すぐにドッグフードを貰える場所に戻ってきてしまうようになってしまいました。
(部屋A → 部屋Aから少し出たところで逆走 → 部屋A)
これではいかんと言うことで、往路(部屋A → 廊下 → 部屋B)と、復路(部屋B → 廊下 → 部屋A)で、それぞれ1粒ずつのドッグフードを与えることにしました。
すると、うちの犬は嬉々として歩くようになりました。
でもその反面、使用するドッグフードの量がものすごくなって来ました。
最初は、10往復くらいでしたので大丈夫だったのですが、そのうち、30往復40往復とさらに1日20分〜30分、それを1日3回とかやりだすようになりました。
ドッグフードの管理とご褒美について
食事やおやつで与えるドッグフードは規定量内である必要があります。
ダイエット中の犬は、さらに量が少なくなります。
(持病を持っている犬は、ドッグフードの量を獣医師さんと要相談)
ですので、ご褒美でドッグフードを与えてしまいますと、その分、食事で与える規定量のドッグフードから与える量を減らさねばなりません。
でも、リハビリ歩行訓練で沢山のドッグフードを与えてしまった場合、食事で当てられるドッグフードが殆どなくなってしまいます。
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そんな時便利だったのがカサ増し寒天野菜です。
これがあると、ドッグフードが殆ど無くても 『量』 だけは充実します。
微量のドッグフードがカサ増し寒天野菜にまぶしてあるだけの状態にはなってしまいますが、うちの犬は食欲だけは他所の誰よりも抜きん出ていますので、毎回美味しそうに食べていました。
ドッグフードの規定量の管理ですが、予め、一日の総量をビンの中に入れておいて、その瓶から使用するぶんを歩行訓練や食事の時に取り出して与えるようにすると、与えすぎや与えなさすぎが起こりにくくて良いです。
(体の大きい犬は、瓶のサイズも大型になっちゃいますが。 (^.^;)
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