【命の重さ】 犬の命と犬の価値
犬には命があります。
さらには、犬は感情が豊かな動物です。
毎年保険所でたくさんの犬が殺処分されています。
その多くの犬たちそれぞれが、苦痛と悲しみの中で死んでいったことを思うと無念でなりません。
ところで、犬の価値については、人それぞれ考え方によってその重さが異なります。
財産の一部としての重さしかなかったり、まったく価値の無い軽いものだと捉える方もおられます。その一方で、家族の一員として捉えたり、子供の代わりとして捉えたりするような、非常に重い命として捉える方もおられるわけです。
【法律と倫理】 犬の命の重みのバラバラな理由
このように犬の命に関しては千差万別です。
これは、人間のように何事があっても、相手を傷つけたり殺めたりしてはならないという、厳格な法律や倫理が存在しないためだと思います。
よほど酷い場合で無い限り、飼い主が非常に犬を苦しめても罰則はないですし、犬の大切さに関する倫理もバラバラです。現在の日本では、他の飼い主の犬を傷つければ、器物破損の扱いをされてしまう始末です。犬は動物ですし、感情も持ち合わせているのですが、器物破損という扱いは物に対する扱いに他なりません。
動物愛護法なる法律はありますが、犬が苦しみながら死んでいく様に比べ、非常に罪が軽い法律です。さらに、飼い主が飼う事が出来なくなった犬たちを、保険所では殺処分しますが、この場合も、飼い主が所有物を要らなくなったので捨てる・・・という状態に近いものがあります。
犬に対して(猫に対してもですが)の捉え方や倫理について、私はもっと改める必要があるかと思います。とりあえず私は、犬を所有物のような物扱いするのは止めて、生き物としての尊厳を与えた方が良いように考えます。
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