【行いを振り返る】 可愛がること・大切にすること
可愛がることと大切にすることは同じように見えて、まったく異質なことです。
両者の間で決定的に違うことは、相手に対する思いやりの有無です。
可愛がるということは、自分が犬がかわいいと思い、撫でたりオヤツをあげたりすることです。つまり、自分の為を思い行動しているということが本質であると思います。
その一方で、大切にするということは、相手を第一に考えることが基本となっています。つまり、相手を第一に考えて行動するので、相手の為を思い行動することが基本となります。
両者は根本的な考え方が違うので、似たような行動をとっても、しばしば行動が変わってくる場合があります。例えば、犬を撫でるときです。
犬は疲れているので撫でて欲しく無い場合があります。
そのようなときに、自分が撫でたいからと言って撫でる行為は、確かに可愛がってはいますが、大切にはしていないため、一人でそっとして欲しい犬にとっては苦痛であるわけです。
また、犬に与えてはいけないおやつや食べ物を与えること、これも犬が喜んで食べる姿を見るのが嬉しくて、可愛がってはいますが、自分が喜んで食べる姿を見たいから与えているのであって、食べてはいけないものを与えているという点では、本当に犬のことを考えて行動しているとは言えないのではないかと思います。
もし本当に犬のことを考えるのであれば、私は可愛がるよりも大切にする事が大切であるように思います。
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